フロアコーティングの保証につきまして、
私の考えを率直に書かせていただきます。
保証に関して語る時に、
まず「 フロアコーティング 」の主たる目的を
明確にする必要があります。
そこでまず目的ですが、
お客様で一番多いのは、「 傷対策として 」です。
次が、「 水拭き等、お掃除が楽になること 」を
求められております。
施工後の仕上がりがきれいでピカピカだからを
最初に挙げる方はもはや皆無。
施工後のキレイな状態はむしろ当たり前となったと
言えます。
ほぼすべてのお客様が、
施工後、経年後の状態、維持の側面に
期待をされて「 フロアコーティング 」を
検討されております。
そしてそれは、正しい考えです。
では、
「 フロアコーティングで傷を防げるか 」ですが、
これはとても重要となります。
未施工に比し、一定の傷は防ぐことはできますが、
フロアコーティングをしても傷は付いてしまいます。
有体物である以上、仕方がないこと。
そんなことを言ったら怒られてしまうのですが、
残念ながら事実です。
何より、傷がつかないフロアコーティングは存在しません。
どれだけ良いことを謳ってあっても、
ばっちり傷はつきます。 必ず・・・。 m(__)m
サンプルを10円玉で擦ってみて、
傷がつかなくても、
実際は、傷は必ずつきます。
そしてそのついた傷は、
どこに頼めば直してくれるのか?
料金は?
そんな部分をしっかりと
検討する必要があります。
フロアコーティングで傷を防ぐには、
とにかくコーティング塗膜を硬くする必要があります。
逆に塗膜が硬ければ傷はどんどん付き難くなります。
ところが、コーティング塗膜は非常に薄く、
その上で日常生活を送るとなりますと、
硬すぎるコーティングは ⇒⇒⇒ 割れます。
割れてしまいますと、基本的に補修は非常に困難となります。
そして、何より割れた箇所が一箇所でありましても、
同日作業で他の床面も実施しているのが通常であります。
そのため、たとえ割れた箇所を補修しましても、
他の箇所がいつ割れてもおかしくない・・・まるで
地雷を敷設したような形となっているのです。
しかもフロアコーティングは基本的に完全剥離ができません。
結果とし、張替工事も十分考えなくてはいけません。
当社では、過去にフロアコーティング施工後に
コーティング塗膜が割れてしまい、
お客様に多大なご迷惑をお掛けしてしまった事例がございます。
それはそれは、お客様に大変なご迷惑を・・・。
そして床全面張替工事を実施。
最後の最後まで、ご迷惑の掛け通しを
してしまいました。
今でもあの時の夢を見るくらい、
あってはならないこととして、
深く胸に刻んでいるところです。
しかし最近は、サンプル段階より、
傷がつかないことを売りとし、
またコーティング塗膜の硬度を売りとして
いる会社ばかり・・・。
どこか間違った方向へと向かっている気が
してなりません。
そんなコーティングをしたら割れます。
さらにいえば、それでも
傷は普通についてしまいますし、
傷補修も困難となりますため、
はっきり言って良いことゼロなのです。
また、床材は、季節変動、温度や湿度で
伸縮や膨張、凝縮等、微細な動きを常にしております。
そのような動きに対して、
硬い塗膜は相反する動きをしてしまい、
割れる懸念は経年後一層高まるのです。
コーティング塗膜の硬さは、
一定を超えてしまうと、逆に弱さを露呈します。
塗膜の硬度を追求することは、
逆に弱さの追求へと変貌していくわけです。
森のしずくは、硬度を売りにしておりません。
床材にしっかりと密着をし続けて、
床材と一緒に動く。
常に一緒に動く一定の弾性力を保持しております。
硬さのみを追求することなく、
もっともっと総合的見地より
フロアコーティングを捉えております。
フロアコーティングを施工しただけでは、
あらゆる傷に対しまして、
防ぐことは物理的に困難です。
ですから、施工後に補完的に補修、
再コーティングを無料にて
実施させていただく。
そんな「 フロアコーティング 」が
私の理想であります。
森のしずくは、施工しただけでは
防げない事象を補完的に
無償でお伺いをする
フロアコーティング30年保証を
実践しております。
上記、フロアコーティングの考えを
述べさせていただきましたが、
下図は、無償対応補修及び再コート
事例の一部となります。
株式会社ゆはかのこ代表