8月の最終日。
夏の終わりを告げるには、寒いくらいの一日でした。
本日もショールームには、たくさんのお客様にご来場をいただきました。<(_ _)>
ご来場いただきましたお客様のうち、お一組のお客様に
フロアコーティングをおすすめできず、
無駄足をさせてしまいました。
理由は、フローリング材。
フロアコーティング施工上は、何ら問題はないフローリングでしたが・・・。
(上高地にて)
しかし、すでにフローリング材にはUV塗装が施されている商品だったのです。
そこで、
「 この床材にフロアコーティングを実施するのはもったいないです。 」
そう、お伝えをさせていただきました。
お客様もこの人いったい何を言っているんだろう?
そう思われたかも知れません。
ちょっと間違った会社に来てしまったかな?
担当を代えてください!!!
私がお客様の立場でも、頭の中ではそんな文言がぐるぐる廻ってしまいます。
当然です。朝早くから遠路わざわざ所沢まで出向いていただいているのです。
お客様が怪訝そうに私を見ている気がし、
誠心誠意
以下の通り、ご説明をさせていただきました。
(上高地にて)
・お客様のご新居のフローリングは、既に我々が実施するような
コーティングが施されております。
・建材メーカーさんが、工場にてUV塗装(UVコーティング)を実施してある
フローリングになります。
・そのため、当社がフロアコーティングを実施した場合、
わかり易く申しますと、フロアコーティングを2回実施することになります。
・新築購入時に、フロアコーティングを2回頼むのと同じになってしまいます。
・わたしでしたら、このフローリングの場合ですと、
フロアコーティングはしません。
・「 既にフロアコーティング済みの商品を購入された 」と
考えていただくことが、最良となります。
・せっかくお越しをいただきました中、
このようなご案内となり、大変申し訳ございません。
理由をお話しさせていただく中で、
お客様もご理解をいただくことができました。
しかし、次の質問が、
「 良くわかりました。
実は私たちは、既に数社のフロアコーティングショールームに
行っているのに、そんなこと言われませんでした。
なぜ自社にマイナスなことを言っちゃうのですか? 」
その答えは簡単です。
費用対効果が大幅に乏しくなるからです。
用をなさないとは申しませんが、
そこに掛かる費用を鑑みますと、期待されるパフォーマンスは乏しい。
そこに当社の保証を買うとの考えもありますが、
それにしては、高額となってしまいます。
わたしはこのようなご案内は、自社にとりマイナスではなく、
有益との考えでおります。
自社にとりマイナスとなるのは、
目先の成約を獲得しないことではなく、
目先の成約を獲得するために、
お客様をミスリードしてしまうことにあります。
するとお客様に以下のように仰っていただきました。
「 実は、ハウスメーカーさんにも、このフローリングにコーティングするのは、
もったいないです。コーティングはできるだろうけど、
もったいないですから止めてくださいと。だから来て良かったです。 」
ただただ申し訳なくありました。
床材情報を事前にいただき、精査した上で、しっかりとした回答を
予めする必要性を痛感したところです。
同時に、当社におき先頭を走る営業マンとして、
お客様のお立場、お客様目線は常に失わないことの重要性を確認でき、
どこか安堵に似た思いもしたのです。
(上高地にて)
また、本日はこんなご質問もいただきました。
「 他社ではなく、御社に依頼した場合のデメリットはなんですか? 」
・・・・・。
正直、一瞬面食らってしまうところがありましたが、
なるほど、初めていただく質問。
結局のところ、
視点を変えますと、相反するものが見えるものです。
当社の強みである、自社施工。
これがデメリットにも成り得ます。
例えば、施工部スタッフ内で感染症などが蔓延してしまった場合、
たちまちお客様へご迷惑をお掛けしてしまいます。
外部業者さんへの発注がある、営業会社さんの場合は、
そうしたリスクがありません。
レアケースではありますが・・・これはデメリットと言えます。
そうした事態に備えられる会社を目指しておりますが、
現況として当社の強みである自社施工にはそうした脆さがあることも事実です。
今更ながら、自社施工の弱さをも知ることができました。
こうしたひとつひとつを真摯に受け止めて行かなくていけません。
お客様に向けていただく目線は、示唆に富んでおります。
(上高地にて)
さて、この画像たち。
2017年こどもたちの夏休み最後のサプライズで行った上高地での画像。
はじめて上高地に行くことができました。
心洗われる美しさ。
わたしの汚れた心の洗濯には数時間の滞在ではまったく足りませんでした。
上高地に後ろ髪を引かれる思いの中、少し足を延ばして高山へ。
そこで購入したわらび餅。
わたしの中で、わらび餅 NO1 に巡り会えました。
今日はこんなことを書いてしまい、8月を終わります。