インターネット環境の進化や、SNSの普及により、
個の時代に変わってきたと最近、強く感じます。
コスパが求められる商品は、
価格競争が激化し値崩れ状態に・・・。
もやし業界のニュースを観ていてそんなことを
思いました。
品質を求められる商品にあっては、
大量生産品より高品質商品へと
消費者の視点は移っているようです。
そうした流れの中で、品質とコストパフォーマンスが
求められる当社の商品ですが、
多角的に『 こだわりを持って 』磨きをかけ続けているところです。
単にコストを削減することではなく、
むしろ品質を高める動きこそが大切かと考えております。
そうした積み重ねこそが、お客様の心に届く商品となるのでは。
さて、話しはかわりますが、
最近読んだ本に『 失敗の本質 』(中公文庫)があります。
組織的欠陥を分析した本です。
わたしには、ちょっと入り難くありましたが、
小池百合子東京都知事が紹介していたため、最後まで読んでみました。
さらに、こちらで読んだ本が、
『 失敗の科学 』 マシュー・サイド著です。
これは、一気に読みました。
なんでも、人は失敗を受け入れずに、
正当化しようとする性質があると・・・。
それを「 認知的不協和 」と言う。
自身に矛盾した認知を抱えると、
矛盾を解消しようと認知自体を変更しようとする。
・・・確かに、思い当たる節が。
残念ながら人である以上、
失敗は怒り得るものです。
しかし、人は失敗を認めたがらない。
これが、「 認知的不協和 」。
こうした人間の性質をオープンにし、
補うことに成功しているのが、航空業界だと。
失敗のオープン化。
圧倒的安全性は失敗から学び続けた努力の賜物だ。
ん~。なかなかです。
わたしなんかは日ごろ、妻にも子供たちにも
直ぐに謝っちゃいます。
「ごめんごめん」を日々繰り返しているわけです。
かと言って、失敗を認めて謝っているかといえば、
ちょっと違っていて、
とりあえず、よくわかんないけど、俺が悪かった的な発想です。
こんな卑近な例においても、
実は失敗を認めることができていないのかも知れません。
認知的不協和は、わたしの中でも日常的に起きていたのでしょうか。
それはさておき、
会社組織では、こうした空気的な「ごめん」なんて言える
わけもなく、しっかりと向き合っていかなくてはいけません。
ミスは起こり得る。
それを隠したり、他に責任を転嫁したりすることがあれば、
成長は望めません。
失敗を認めることができる組織文化は、
やがて組織を強くするだろう。
2018年が目前に迫っております。
2018年は今まで以上に、謙虚にありたい・・・。
そんなお話しでした。<(_ _)>