フロアコーティング森のしずく 会長の日記

フロアコーティング森のしずく会長のブログです。

求む「 自発性 」からのアイディア

世の中の会社には、
社内ルールがたくさんあったり、
組織内で決まり事がたくさんある
ところも多いと思います。



しかし、わたしはこれまで
そうしたルールや決まり事を
あまり設けずにきました。

会社の規模が少し拡大すると、
さすがに社労士さんから
決まり事が無さすぎますと指摘を受け、
ようやく
必要最低限な決まりを付加してきた感じです。



決まり事がたくさんある会社が強いわけでも
ないし、
顧客にとって良い会社とも限らないとの
思いもありましたが、
そんなことよりも何よりも、
各々の自発性に会社の力の源を置きたかったのです。



ルールや決まり事は、命令形ですが、
自発性は各々の内から湧き出る本意で、
そこから先に発揮される物事・結果に雲泥の差が
出るように思ったのです。



このあながち間違ってはいなかったと思います。



この自発性に頼った形で組織を築くことは、
少人数の頃はそれなりに効果的した。



今の森のしずく(株)ゆはかのこ は、
まぎれもなくこの各々の自発性が会社を成長
させた結果です。



しかし人数が増え、規模が拡大してくると、
「 自発性 」が見えなくなってしまったように
感じます。



聞こえてくるのは、
「 何をすれば給料が上がりますか? 」とか、
「 何をすれば良いですか? 」
「 何かやることありますか? 」と、 
受け身な質問ばかりが並びだすように。



会社が何かを与え、してくれるのではなくて、
貴方自身が会社に何をするか。何ができるか。
貴方自身が会社へどういった貢献をするかを
自発的に考えてくれた時、
会社はまた一回り大きくなり、
勿論貴方も大きくなり、
気がつけば評価をされ、
気がつけば給与も上がっている。
それは、
貴方の貢献により会社が一回り大きくなったから。



この流れが必要です。



わたしが創業当初より求めていた考えですが、
この自発性を維持することの難しさも
わたし自身良く理解しています。



自発的に会社へ何ができるかを考え行動するには、
それなりのモチベーションを要し、
エネルギーも必要です。
そのため、はじめは自発的だった人も、
いつしか受け身となってしまう。



例えば、
役職が付き、よし頑張ろうと思ったものの、
気がつくと、これまでと変わらない等。
そうした受け身の状態になってしまう。

本当に勿体ないものです。
今こそチャンスなのです。



仕事におけるモチベーションは、
自身で設けるしかありません。
自分の機嫌は自分でとるしかないのと同じく、
こうした内心については、
自身でどうにかするしかないのです。



会社内で、自分の将来をどうデザインするか。
そこを意識して自分なりの答えを見出し、
そのためにできることは何かを考えた時、
モチベーションなどは、
あっと言う間に自身に宿ります。



さて、ここまで社内における自発性ですが、
会社はあくまでも顧客へサービスを提供する場
ですので、
そうしたモチベーションは、
当然に顧客へも向けられるべきです。
むしろ、顧客へと向かうべきです。



そこで、忘れてはならないことは、
「 顧客のためにではなく、顧客の立場に立つこと 」
です。
独善的な考えで提供されるサービスほど迷惑なことはなく、
顧客の立場に沿ったサービスの提供が大切です。


顧客が求めていることを、
正確に捉えて、そうしたニーズを
サービスへと反映することが求められます。


会社として、様々な業務の効率化を図る
重要性もさることながら、
一方で顧客の立場に立ち、一番大切なことを
見失わないようにしていかなくてはなりません。



当社は今、今後の成長における節目と
わたしは感じています。

今こそ、自発性とその中に宿る
アイディアを求めずにはおられません。




今日のふう&むぎ

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